ボーグ・ヒットレポート  v-03.1.11



アングラー  竹井務さん


11月11日21時30分頃、私のホームとしているポイントに着くと、北東風がモロに直撃してうねりが出ている。
潮は中潮上げ6分。
この場所でこの潮の時、必ず反転流が起こる場所がある。

すかさず、ファルコンをその際に通す・・
でない。
さらに奥からもう一度通す・・
フッと一瞬ルアーの重さが消え、、ゴゴン、でかい奴特有のバイトだ!
バットに重さを乗せ、思いっきりアワセをいれる。

その直後、潮に乗りガンガンドラグを出して走り出す。
かなりのトルク感。
間違いなくでかい。しかも、かなりでかい。!!

最高の高揚感とともに感覚が研ぎ澄まされていくような感じ。
これだ。この感じを求めて釣りをしているんだ!!

それから格闘すること約10分。
魚が浮いてきた。

フックは下顎に完全クリンチ・フッキング。
よしっ!と思った直後、また激しく真下に突っ込む。

しかし、これを期に力強さがうすれてきた。
やっとバテたか??
魚体がほぼ横向きで浮いてきた。
すかさずタモでランディング。
・・・重い!!太い!!!

今まで、80upは結構獲ってきた。
しかし、この魚体を見たときは全身鳥肌がたった。
産卵に備え完全に体力を回復しきった個体。
とにかく最高の時間。

それから、魚をストリンガーに一時つないで車にカメラとはかり、ビニール、新聞を取りに走った。
魚を直接コンクリに置くと暴れて粘膜が剥がれてしまう。
そこでビニールと新聞を敷き、どきどきしながらメジャーをあてる、、98cm。


もう、うれしくて言葉が出ない。念願の90upだ!
そして、写真を撮ってリリースする前に重さをはかる。

9.2kg・・・9.2kg!?
大陸スズキではない。
純血のマルスズキがここまでなるのか、、

そして、ゆっくりと時間をかけて蘇生を試みる。
写真を撮るのにずいぶんと手間取ったが、なんとか自力で泳ぎだす。
ありがとう、お疲れ様です、とリリース。

ボーグの脅威のフッキングとモンスターにも十分に耐えうるフックユニットの強度。
すばらしいです。
今後も常に私のタックルボックスの1軍として
活躍してくれるでしょう。




 

タックル
<ロッド>ufmウエダ・SPS962EX 98Limited
<リール>シマノ・ツインパワー3000PG
<ライン>東レ・シーバスPE2号
<ショックリーダー>バリバス・ナイロン25lb

今までファルコンIRONにて数尾の80upをキャッチしましたが、いずれも完全クリンチフッキングしており現在キャッチ率100%です。(投稿時点での記録です)
私的にはディープダイバーのモデルとメタルジグのモデルが発売になるのを大変心待ちにしております。
がんばってください。


竹井さん

昨年夏にシイラ船の上で再会しましたよね、
ご無沙汰しています。

奇しくもあの時と同じカラー、オプセル・レインボーに本気になってくれているボーグ・マン土屋さんつながりで再登場させて頂きました。
ファルコンSB/Ironは時を越えてオプセル社の地元松崎町のアングラー土屋さんのナンバーワンセレクションとなっています。

この純国産丸鱸は大きかったでしょうね!
画像で見ても経験値を当てはめるほどにその凄さが感じられます。
これが浮いてきたときは寒気がしたはずですよね。

井上友樹さんが9.66キロの平鱸をランディングした時も凄かったでしょう。
ボーグの宣伝になってしまい恐縮ですがSB/Ironはより多くのモンスターに出会ってしまうようです。
軽い使い心地、軽い泳ぎ・・ついタックルに馴染むのかもしれません。
元BFTの渡部和石さんも15kクラスのアカメをこれで、しかも細軸フックで仕留めてますし私の平鱸の最大魚もこれでした。
小さなオプセル社が無謀にも賞金を賭けて行ったダービーの優勝魚でしたね。
ルアーはランディングすることよりも掛かることのほうが楽しいのかもしれません(笑)。
やはり皆に認めてもらうには魚体を確保しなければはじまりません。
遊動フックルアーを使うことで認知の輪の中で自分を発見して頂ける場合もあります。

人生は旅ですよね。
より多くの釣友の心に名を刻んでもらうために写真が何より大切になるでしょう。
そしてやはりランディングすることは素晴らしいのです。
獲って何ぼなんです。
こうして素晴らしい魚体を見させて頂けるのもそういう運命も含めボーグ・クリンチフッキングシステムが在ったからかもしれません。

またボーグを泳がせてやってください。
大海原へとリリースしてやってください。
機会がありましたらよろしくお願いします。

山本より