3月13日、奈川度ダムへ釣行した。
毎年今の時期になると、ランドロックのサクラマスを狙いに釣行している。
当日は、気温ー3℃、水温4度という条件の下、(いつものことだが)体には厳しい条件での釣りになる。

上高地まで目と鼻の先なため気候的には暖かい方だ。
まだ薄暗い山道を湖まで下る。
オスプレイ、リトルジョン9cm金黒をセット、キャストする。

風はまだ微風、放射冷却のためか、底冷えするほど寒い・・・
1投目、何も気配がない・・・二投目・・・もうガイドが凍っている・・・
夜が明け始めても一向に気配すらない。

SCファルコンスカイパス(21g)にチェンジ。
7.6fのトラウトロッドには、かなりハードなルアーだ。

カウントダウン・・・
リーリング、時たまジャーク、トゥイッチを繰り返す。

日の出とともに、風が吹き始めた。ルアーローテーションを繰り返し、いそうなタナを攻めては見るが、アタリすらない。

風はどんどん強くなるが、オスプレイは結構な風にも負けず飛んでくれる。
時刻は、9時を回った。



きょうはだめかもしれないなと思い始めたその時、
グッと押さえ込まれるようなバイト!
体は反射的にアワセをくれる。

一瞬乗ったあと急にロッドが軽くなった。
しまったバレタか?

あわててリールを巻くと独特の下に引き込まれる動き。

割合簡単に浮いてきた、まあまあなサイズ、普通のミノーと同じように口にかかっている。
しかしこれからが勝負。
浮いてきて寄ったあとにボトムに沿って下に下にと突っ込むからだ。
なぜならここはガレ場のため、根ズレがあるからだ。

慎重なやり取りのあと、浮いてきたのは、綺麗な銀色のボディー。
いつの間にか、ボディーからフックが離脱している。
友人が慎重にランディング。

40cmジャストのサツキマス。

2次フッキング(クラッチフッキング)まではいかなかったが、この機種なら、モンスターブラウン攻略にも効くかもしれない、そう思えるルアーだ。


その後、11時まで粘るが、その一本だけだった。

このダム湖はランドロックのサクラマスとサツキマスが混在する珍しい湖だ。
長野県では日本海に注ぐ河川にはヤマメ、太平洋に注ぐ河川ではアマゴとなっている。
しかし大きくなるとどちらもよく似た銀色の魚体になる為、なかなか見分けがつきにくい。

1番簡単な見分け方は、赤い点があるかないかによって決まる。
しかし、時たま赤い点が薄くて見えにくい個体も存在する。
そのときの見分け方として、目のなかの点で区別している。
アマゴには、アマゴ点というものがあって、それは巨大化しても残っているということ。
そして、体型が(サツキマスの方が)少し幅広になる傾向がある。
同じサイズのサクラマスとサツキマスを並べることができるなら、一目瞭然である。
そのくらい違いはあると思う。

追記
実は、10年ほど前、本流、渓流でミノーイングをしていたとき、ミノーというルアーはバラシが多いことに気がつきました。
原因は、トラウト系の早いバイトと複雑な川の流れにありました。
咥えるまえに、ボディーが弾かれてしまう傾向がとても強く、浅掛かりになりやすいことです。

隣町のバルサミノーを作る人に、ボディーとフックがバイトの瞬間に離れるものを作ってくれとお願いしましたが、できないといわれました。(笑)
レオのHPにオプセルさんが書き込んだのが縁でこの機種を使うことになりましたが、まさか自分と同じ発想、それを商品にしている人がいたことを知りとても驚きました。






宜しくお願いします、オーナーの山本です。
サツキマスヒットおめでとうございます。
今回募集させて頂いたボーグ・フィールド・モニターさん初のレポートになりました。
オスプレイフェアリーにとっても初めてのサツキマスです。
少し大袈裟に聞こえたら恐縮しますが「世界初のボーグサツキマス」ですよ!

何しろボーグはここにしかないです。
ここ何年かの間に数々のヒストリーが記録されてゆくと思います。
ユーザーの皆様もこれはと思うヒットのバージニティー申告をしてください。



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