ボーグマン・レポ
2009年2月12日 オーナー山本
西が吹いたので工房稼動前に運動に行ってきました。
最近渋いですがカマを掘れるルアー、ファルコンSB/Iron黒金オレンジベリーでやはり来ました。
平鱸 2.1k フロントフックが口の中央に乗っています。
完全バイトですがこの位置はエラ洗いに非常に弱い位置です。
顎下への遊動フックルアーによるクラッチフッキングがこういうファジーなフッキングを掴み取るように確保してくれます。
通常ルアーでは地獄と呼ばれている口角に掛かった時にヒットがよく報告されるのはそのためです。
それ以外の位置では取り込みの確率が落ち込むからです。
ボーグのランディングは危ういフッキングを抱きとめることが出来るのでネット内部で外れたり、ランディング直後に外れたりしますが長時間の引き合いでも陸に上げるまでは良く耐えてくれるのです。
ところが・・・
ネット内の魚が暴れて枠が壊れました(-_-;)
もう少し釣れそうでしたがここはネットが必須なのでストップフィッシング。
(無理して入れると完全破壊され修復不能になりますからね。)
私は拠点が近いですからまだしも、遠征アングラーでしたら痛いですね。
工房に戻ったら修理です。
外れたので分かったのですが・・
継ぎ手穴が端っこすぎて、十分にリベットを包んでいませんね〜(-_-;)
抜けを止める肉が殆ど残ってませーん。といいますか効いてないかも?
設計ミス?施工ミス?ですかね。
70cm枠が捕らえようとしている獲物はでっかいですよ〜。
この継ぎ手は抜けたがってるようで、ちょっと?です。
で修理です。
寸法がやや(1センチ程度)短くなりますが、継ぎ手の穴の手前からカットします。
私はダイヤルーターを使用しましたが弓のこでも切れますよ。
保護めがねを掛けてやります。
切断面があまり綺麗じゃないですが(笑) 問題ありません。
↑
こちらは継ぎ手の受け側です。
残されたリベットが見えます。
リベットは棒状の金属を介し、叩いて抜きます。
抜けました。
次に継ぎ手を深く組み合わせます。
そしてリベットのあった位置にドリルを当てて穴をあけますよー。
貫通しました(^-^)v。
その穴にステンレスの一ミリ径くらいの針金を入れます。
↓
継ぎ手の反対側の絞られた位置を別な針金で縛り上げて抜けを止めます。
途中も少し補強して完成です。
スネーク・スタビライザーそしてロープの必要性をやはり感じます。
今回はロープも主ロープに派生させた孫ロープをタモ網に編み入れておきました。
これなら枠が全損しても魚を確保できます。
(まあやりすぎと言えなくもありませんが、しかし山本10キロオーバーマジ狙ってますから(^-^)v。)
平鱸ヒットから妙な出口にきてしまいました。
現場志向の山本ゆえご容赦くださーいm(_ _)m。