BFTレポート
2007年5月25日
お疲れ様です、荒木です。
今回も夕まずめ狙いで行ってきました。
pm5:30にポイントへ到着
昼まで降っていた雨の影響で吹いていた風は止み、ウネリは適度に残ってまずまずのサラシが広がっている
新しいロッドに代えてヒラスズキ3連続フックアウトと運に見放されている感じの最近でしたがようやくキャッチできました
まず実績のある瀬周りのサラシをチェックするが反応がない
次に沈み瀬周りにSB/skypassを通すとゴン!
全くエラ洗いを見せないのでまさか黒鯛?と思うような引きで上がってきたのは50cmクラスのヒラスズキでした
再開するとすぐにショートバイトが2回あったのでポイントを休めることにしてほかのポイントを回ってみたが反応なし
pm7:00を回って辺りが薄暗くなってきたので
SB/skypassアルビナをセットしヒットしたポイントへ戻り違う角度から投げてみることに
数投して諦めかけたころ最初にヒットした沈み瀬周りでヒット!
締めこむような重量感のある引きの後に大型特有のスローなヘッドシェイク
ゆっくり慎重に寄せて波に乗せリーダーを握りずり上げる
ヒラスズキ3連続フックアウトの中には大型をずり上げた瞬間フックアウトし引き波に持って行かれたこともあったので
ランディングでは素早く魚の後ろに回りこみランディング
サイズは86cm5.8kgでした
今回はバラシ対策にフックをST−47TGに交換したのが功を奏して2尾ともクラッチフッキングは完璧でした
荒木さん
平鱸ランカーラン、おめでとうございます!
オリジナルカラーでのランディングでしたね!
サイズゲットは腕もさることながらまずそのサイズが棲むフィールドの傍に生活することが現実的な条件になりますね。
たとえ天才アングラーであっても魚がいなければ絶対に釣れませんからね。
ただ荒木さんや宇土さんのこのポイントはアクセス50キロは離れているので地元とは言いにくい。
忙しい仕事の合間のたゆまない努力と現場で通じる技術によってその運を引き当てられました。
取り込みは機敏な動きと目配りで沖に発生する海の変化を広く感じながら波と風の圧力を回避し
大胆に陸揚げを為さなければなりませんね。
大型はすぐに大型と分かりますから焦ることもあるでしょう。
実力を発揮するには普段以上に自己コントロールが必要になりますね。
目の前の大型ターゲット、思うに任せない波と風、海流そして気になるフッキング状態。
単独での成功には為したものにしか分からない感動があるでしょう。
荒木さんの写真からはその激闘の現場での達成感が見て取れますね!
特に前回惜しいところで大型を波に持っていかれていたとのことですからこの取り込みは前回から続いていたものと言えます。
喜びもひとしおですね。
私も磯で一人雄たけびを上げていたことがありますが荒木さんの雄たけびフレーズはなんでしょうね?(笑)
フッキングはターゲットの活性に大きく依存します。
ルアーの動きがいいとフィーディング状態に無くてもエラアタックが発生することがあります。
それを深追いせず、マズめのクライマックスまで待ったのが成功の要因の一つですね。
ただし5月22日のBFT山純さんのベビーおんぶ釣法での失敗(笑)のように他のアングラーにかぶせられるリスクもあるのですがね。
それでもそういう警戒心の強い個体は簡単にはかけられません。
見事なバイト誘導でしたね。
言い換えますとエラアタックのような噛んでいない攻撃からのスレ掛かりも多く起こります。
これまでの3連続フックアウトもそういうファジーなフッキングに関わって起こったことも考えられます。
遊動フックルアーでのクラッチフッキングは完全バイトによる口の内側を基点にセットされれば簡単には外れません。
今回はフロントフックが口の内側を捉えているので非常に安定していたはずです。
これはテイルフックによる逆クラッチフッキングでも同じ安定度を発揮します。
ST47-2はファルコンによく適合しているようですね。
オーナー針さんには2月からリクエスト入れてますがまだ入荷しません。
店頭売りが優先なのでしょうね。
ボーグ専用のオリジナルフックを作ってくれるところを探すのもありかもしれません。
アイデアはあるのですけどね・・。
話がそれました(笑)
特にマイポイントはそれゆえアタックが重なることが多いですから仲間のファイトシーンを目撃していたり自身も針に掛けられた経験のあるヒラ個体と再び出会う可能性が増えます。
すると完全バイトではなくエラアタックによる様子見のノックが増えるため、スレ掛かりの確率も増えるのですね。
そうなると今回のようなマズ目待ちによる完全バイト誘発のチャンスに賭ける戦略は有効といえます。
私もよく用いる方法です。
栄養状態によっては9キロ10キロクラスも夢ではないですね。
そんな個体が来たら最高の状況判断で取り込みを成功させてください。
キャスティング前のシミュレーションも大切になります。
ただしどうしても危険が回避できない場合はキャスティングそのものを控え、取り込める天候を辛抱強く待ってください。
これはそのポイントを訪れる全てのアングラーが各自でそして総意として理解しなければならないことなのです。
引き続きの健闘に期待しています。
山本より